栄養サポートを通して、高齢者に寄り添う看護の重要性を痛感。 大学院で学びながら、看護師としてのスキルアップを目指す。
PROFILE

M.T.
看護師として働く母の姿に憧れ、高校卒業後に看護専門学校へ進学。2010年、新卒で小川赤十字病院に入職。栄養サポートチームのコアスタッフとして、摂食嚥下障害看護に関する相談、実践、指導を行う。2024年からは、働きながら大学院で老年看護学を学んでいる。
摂食嚥下障害看護特定認定看護師として、患者さんの栄養サポートに取り組む

私が当院に入職したのは、看護専門学校の実習で小川赤十字病院の訪問看護ステーションに来させていただいたことがきっかけです。実習で地域看護の大切さや楽しさを学び、「ぜひこの病院で働きたい」と思ったのです。
入職3年目に、栄養サポートチームに入りました。栄養状態が低い患者さんに対して食事や点滴、経管栄養などの栄養管理計画を立案・実施し、適切な食事や栄養補給ができるようサポートするチームです。ここで栄養の大切さを知り、もっと専門的な知識を学びたいと考えるようになりました。上司の後押しもあり、入職6年目に認定看護師教育機関へ入学。摂食嚥下障害看護特定認定看護師の資格を取得しました。
入職3年目に、栄養サポートチームに入りました。栄養状態が低い患者さんに対して食事や点滴、経管栄養などの栄養管理計画を立案・実施し、適切な食事や栄養補給ができるようサポートするチームです。ここで栄養の大切さを知り、もっと専門的な知識を学びたいと考えるようになりました。上司の後押しもあり、入職6年目に認定看護師教育機関へ入学。摂食嚥下障害看護特定認定看護師の資格を取得しました。
「いい人生を送った」と満足してもらえるような看護を提供することが目標

この仕事をしていてよかったと感じるのは、口から食べることができなかった患者さんが再び食べられるようになったり、栄養状態が改善して元気になったりして、ご本人やご家族が喜ぶ姿を目の当たりにしたときです。
栄養サポートは、患者さんの心身の状態はもちろん、ご本人やご家族の意向、生活背景なども考慮しなければ、その人に合ったサポートができません。チームで話し合いながら患者さんに最も適切な栄養補給の方法を考え、患者さんが「いい人生を送った」と思えるような看護をしていきたい。まだ模索中ですが、とても面白くてやりがいのある仕事だと感じています。
栄養サポートは、患者さんの心身の状態はもちろん、ご本人やご家族の意向、生活背景なども考慮しなければ、その人に合ったサポートができません。チームで話し合いながら患者さんに最も適切な栄養補給の方法を考え、患者さんが「いい人生を送った」と思えるような看護をしていきたい。まだ模索中ですが、とても面白くてやりがいのある仕事だと感じています。
老年看護学を学ぶことで、地域の高齢者の役に立ちたい

私は現在、働きながら大学院に通い、老年看護学を専攻しています。栄養チームの一員として高齢の患者さんたちと関わるうちに「もっと私にできることはないだろうか」と考えるようになったことがきっかけです。
小川町は高齢化率が高く、患者さんに限らず高齢者の方が数多くお住まいです。大学院で学んだことを地域の高齢者に還元し、高齢者が安心して医療を受けられるような病院づくりにも活かしていきたいと考えています。
小川町は高齢化率が高く、患者さんに限らず高齢者の方が数多くお住まいです。大学院で学んだことを地域の高齢者に還元し、高齢者が安心して医療を受けられるような病院づくりにも活かしていきたいと考えています。
新人時代の悔しい思いが、スキルアップを目指す原動力になった

実は私は新人の頃、仕事中にトイレで泣いたことが何回もありました。処置がうまくできなかったりすると、自分の至らなさが悔しくてたまらず、思わず涙が出てしまうのです。けれども、そんな悔しい思いが「もっと知識や技術を向上させたい」という、スキルアップへの原動力になったように思います。
看護師として15年働く中で、自分なりの看護観ができ、広い視点から看護について考えられるようになりました。当院には、スタッフの「学びたい」という意欲を応援してくれる風土があります。看護師としても人間としても成長し続けたいと考える人にとって、最高の環境だと思います。
看護師として15年働く中で、自分なりの看護観ができ、広い視点から看護について考えられるようになりました。当院には、スタッフの「学びたい」という意欲を応援してくれる風土があります。看護師としても人間としても成長し続けたいと考える人にとって、最高の環境だと思います。